1.入選作品の紹介(10分) 2.交通事故状況の把握(5分) 3.全体討議(30分) 4.課題の選択(5分)
その5.交通安全に関する作文や提言あるいは標語などをまとめる
指導項目
指導のねらい
1.自分の体験をまとめることにより、交通安全についての認識を再確認させる。 2.提言や標語を作り上げるためには交通状況を考察し、その上でまとめるといった、過程が必要であることを学ばせる。 3.キャンペーン活動も交通安全についての広報活動として高校生が社会貢献できる分野であることを悟らせる。
-進め方-
1.入選作品の紹介(10分)
- ◆学習内容
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・昨年の交通安全関連公募作品の入選作品を読む。
- ●指導上の留意点
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・交通事故がもたらす被害は身体・精神・物質の各側面があることを理解させる。
2.交通事故状況の把握(5分)
- ◆学習内容
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・自分達で調べた交通事故状況(統計)を発表する。
- ●指導上の留意点
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・交通事故状況は網羅的な統計でなく、事故発生の典型的な傾向が分かるように調査させる。 ・統計は印刷して配布する。
3.全体討議(30分)
- ◆学習内容
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・作文・提言・標語を読んだ感想を発表し合う。 →着想はどうか。 →表現はどうか。 →訴える力はどうか。 →交通安全啓発にとって効果的か。
- ●指導上の留意点
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・生徒に1人1言の発言を求め、様々な感じ方を話し合わせる。 ・予め生徒に、感想を簡単にまとめることができるようなアンケート用紙を配布しておく。 ・公募されている交通安全に関連するコンテスト等へ応募させるのもよい。
4.課題の選択(5分)
- ◆学習内容
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・話し合いの結果から、自分の課題として作文か提言か標 語かを決める。
- ●指導上の留意点
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・作品を回収後、文集にしたり、特に優れているものを選び、校内で発表会(学校行事等)を開いたり、校内に掲示する機会を設けたりする。
この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年8月号をご覧下さい。
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