1.自転車事故と交通法規違反 2.自転車に関係のある交通法規 3.交通法規を守った自転車の走行
その4.自転車に乗る時のきまりとは(1年)
自転車に関する交通法規を理解し、自他の生命尊重を基本として安全な自転車走行ができるようにさせる。
-進め方-
1.自転車事故と交通法規違反
- ◆学習内容
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・自転車利用時の事故経験やヒヤリ体験を聞き、その原因を考える。
- ●指導上の留意点
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・事故を調べることにより、交通法規違反が事故につながることを理解させる。 ・・・<自転車乗用中の交通法規違反項目>・・・ 一時不停止 安全不確認・前方不注意等 信号無視 横断・回転禁止違反 右側通行 優先通行違反 交差点進行義務違反 自転車通行方法違反 交差点徐行違反 右・左折違反 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.自転車に関係のある交通法規
- ◆学習内容
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・自転車に関係ある交通法規について、各班で調べた内容を発表する。 <調査項目例> →道路標識 →道路標示 →道路交通法 第2.17条 →道路交通法 第18.19条 →道路交通法 第38.43.52条 →道路交通法 第53.57.63条
- ●指導上の留意点
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・自転車に関する交通法規で、生徒の実態に合わせ、これだけは理解させたいという内容を絞り込んで調べさせる。 ・発表形式については形を決めず班独自の発表方法で行わせる。
3.交通法規を守った自転車の走行
- ◆学習内容
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・交通法規を守った、安全な自転車利用の仕方について考える。 ・交通法規を守るためには、どんな心構えが必要かを話し合う。 →人命の尊重 →譲り合いの精神 ・日常の自分の行為と法規違反を照らし合わせ、各自で自転車の法規を守った交通安全宣言を作る。
- ●指導上の留意点
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・ただ交通法規を守ればよいのではなく、その基本として人命尊重や互譲の精神が大切であることに気づかせる。 ・交通安全宣言は、日常の自らの行為を反省させ、具体的にまとめさせる。また、教室掲示をし、継続的な指導に役立てる。
この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年7月号をご覧下さい。
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