一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その11.踏切の役割と安全な渡り方

指導項目

1.踏切の役割 2.踏切事故の被害 3.踏切の特徴と渡り方 4.学習のまとめ

指導のねらい

踏切での事故は死亡事故につながるとともに、他の人や交通に大きな影響を与えることを考えさせ、踏切の特徴を知って安全な行動がとれるようにさせる。

-進め方-

1.踏切の役割

◆学習内容

・日常生活にとって、踏切はどんな役割を果たしているか話し合う。  →踏切を利用して感じることを話し合う。

●指導上の留意点

・踏切の果たす役割に目を向けさせる。

2.踏切事故の被害

◆学習内容

・踏切事故が起こると、どんな被害になるか考える。  →歩行者、電車の被害や事故後どんなことに影響するか考える。

●指導上の留意点

・踏切事故は死亡事故につながること、復旧するまで時間がかかること、また大きな損害になることを理解させる。

3.踏切の特徴と渡り方

◆学習内容

・踏切の様子を知って、安全な待ち方・渡り方を考える。

●指導上の留意点

・踏切の特徴に即した安全な待ち方や渡り方を理解させる。

踏切の設備 踏切の様子 待ち方・渡り方
・警報機あり
・遮断機あり
・電車や列車が来ると警報機が鳴り、遮断機が自動的にしまる。 ・遮断機にさわったりしないで、遮断機のうしろで待つ。遮断機が上がったら渡る。くぐらない。
・警報機あり
・遮断機なし
・電車や列車が来ると警報機が鳴る(遮断機はない)。 *上記を参考にまとめる。
・警報機なし
・遮断機なし
・警報機、遮断機ともなく踏切の標識や立て札がある。 *上記を参考にまとめる。

4.学習のまとめ

◆学習内容

・学習したことをまとめ、踏切での安全行動を確認する。

●指導上の留意点

・上記の表をもとに、定期的に確認させる。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1998年2月号をご覧下さい。

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