一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その10.自転車の点検・整備

指導項目

1.整備不良の自転車による事故 2.自転車の点検・整備の仕方 3.定期点検の方法

指導のねらい

自転車の点検・整備の仕方を知り、手入れができるようにさせ、これを習慣化させる。

-進め方-

1.整備不良の自転車による事故

◆学習内容

・点検と整備をしなかったために起こる事故について話し合う。  →点検・整備をしないと、どんな事故に結びつくかを考える。   *ハンドル   *タイヤ   *ベル   *ブレーキ   *チェーン   *ペダル   *ライト   *反射器

●指導上の留意点

・児童の体験発表をもとにして、点検・整備の大切さを理解させる。 ・実物の自転車で自転車各部の名称を確認させる。

2.自転車の点検・整備の仕方

◆学習内容

・どんな点検・整備をすればよいのかを考え、理解し、練習する。

●指導上の留意点

・ワークブックに点検・整備の仕方を記入させ、実物の自転車で点検・整備の仕方を練習させる。

点検するところ 点検の仕方 点検日
1 ハンドル 曲がっていないか。
ぐらつきはないか。
/    
2 ブレーキ 効くか、効かないか。 /    
3 ベ ル ちゃんと鳴るか。 /    
4 ライト 付いていて、点灯した時10m前方がよく見えるか。 /    
5 タイヤ 空気の量は適正か。 /    
6 反射器 付いていて、汚れていないか。 /    
7 チェーン たるんだり、切れやすくなっていないか。 /    
8 ペダル 曲がったり、傾いたりしていないか。 /    

3.定期点検の方法

◆学習内容

・ワークブックをもとにして、下校後、各自点検することを確認する。

●指導上の留意点

・学習後の活動をもとに、毎月1回の点検活動をさせる。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1998年1月号をご覧下さい。

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