1.道路の横断 2.車の直前直後の横断 3.安全な横断
その7.車の直前直後の横断
指導項目
指導のねらい
車の直前直後の横断は、事故につながりやすいことを理解させるとともに、潜在する危険に対して安全な行動がとれるようにさせる。
-進め方-
1.道路の横断
- ◆学習内容
-
・道路の横断で「危ない」と感じたことや事故に遭いそうになったことなどを話し合う。
- ●指導上の留意点
-
・各自の反省をもとに、ひとつ間違えば大きな事故につながっていたことに気づかせる。
2.車の直前直後の横断
- ◆学習内容
-
・車の直前直後の横断で危険を感じたことを話し合う。 ・車の直前直後の横断はなぜ危険なのか考える。
- ●指導上の留意点
-
・自分の経験や見たり聞いたりしたことを自由に話し合わせ、車の直前直後の横断の危険意識を高める。 ・「車の直前直後の横断」の絵をもとに、車の陰になって反対車線を走って来る車が見えないこと(運転者からも車の陰になって人のいることが見えない)や危ないと思って急ブレーキをかけても、車はすぐに止まれないことを押さえ、潜在する危険に気づかせる。
3.安全な横断
- ◆学習内容
-
・安全な横断をするにはどうしたらよいか考える。
- ●指導上の留意点
-
・近くに横断歩道や歩道橋などがある場合はそこを渡るようにさせる。これらがない場合は、見通しのよい場所で車が止まった後や通り過ぎた後の右左の安全を確認して渡ることを理解させる。
この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年10月号をご覧下さい。
一覧へ戻る