1.踏切の危険 2.踏切事故の原因と安全な行動 3.校庭での練習
その10.ふみきり事故
遮断機のある踏切や遮断機のない踏切などの特徴を理解して、それぞれの踏切での安全な行動がとれるようにさせる。
-進め方-
1.踏切の危険
- ◆学習内容
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・踏切では、どんな危険があるか話し合う。 →踏切を待つ時・渡る時の危険について、見たり聞いたりしたことや自分の体験を話し合う。
- ●指導上の留意点
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・自分の周りのことの他、ニュースで聞いたり見たりしたことを事前にまとめさせておく。
2.踏切事故の原因と安全な行動
- ◆学習内容
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・踏切事故の原因を考える。 →踏切の事故事例を聞き、事故の原因を考える。 ・その他に、どんな事故や危険な行動があるか考える。 →電車が通り過ぎた後 →遮断機が降りた後 →遮断機のない踏切 ・安全な踏切の待ち方や渡り方を学ぶ。
- ●指導上の留意点
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・それぞれの踏切での危険な行動が悲惨な事故に結びつくことに気づかせる。 ・踏切の種類や状況に応じた安全な行動を理解させる。 ・作文を読み、その危険について考えさせる。 -作文----------------------------- 学校の帰りに友達と野球公園で遊ぶやくそくをしました。家にカバンを置いて野球公園に行くとちゅう、ふみきりのけいほうがなり、しゃだんきがおり始めました。前にいた人がおりかけたしゃだんきの下をわたりました。ぼくも、あとを追いかけるようにしゃだんきをくぐりぬけ、ふみきりをわたりました。すると、右手から電車が近づいてきました。ぼくは、びっくりしてもどりました。その日のニュースで、小学生がしゃだんきをくぐり、電車にはねられた事故がありました。ぼくは、また、びっくりしました。 --------------------------------
3.校庭での練習
- ◆学習内容
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・学習したことをまとめ、校庭で練習をする。
- ●指導上の留意点
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・練習をもとに学習を振り返り、実践に結びつける。
この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1998年1月号をご覧下さい。
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