一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その3.天気の悪い日の歩き方

指導項目

1.雨の日の危険 2.傘の差し方による危険 3.運転する人にとっての危険 4.雨の日の安全な歩行のめあて

指導のねらい

雨の日は潜在する危険が多くなることに気づかせ、正しい傘の差し方や歩き方を理解させ、安全に行動できるようにさせる。

-進め方-

1.雨の日の危険

◆学習内容

雨の日に危なかったことや、困ったことはないか話し合う。 →傘を差していて困ったことや、危ない思いをしたことなどを話し合う。

●指導上の留意点

・雨の日の歩行の様子を具体的に思い出させる。

2.傘の差し方による危険

◆学習内容

・傘の差し方、持ち方で起こる危険について話し合う。  →傘を前に倒した時の危険。  →傘を肩に担いだ時の危険。  →狭い所で、みんなが傘を差した時の危険。

●指導上の留意点

・傘の差し方や持ち方が悪いと見通しが悪くなったり、ぶつかったりして危険であることを強調する。

3.運転する人にとっての危険

◆学習内容

・運転者にとって、雨の日はどんな危険があるか考える。  →雨がたくさん降っている時の運転。  →自動車が急ブレーキをかけた時の危険。

●指導上の留意点

・絵"雨の日、運転手から見た歩行者"を見せて考えさせる。

4.雨の日の安全な歩行のめあて

◆学習内容

・雨の日、どのように自動車に気をつけ、傘を差したり持ったりして歩けば安全か、自分のめあてをカードに書く。

●指導上の留意点

・カードにめあてを書かせ、実践化を図る。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年6月号をご覧下さい。

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