一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その6.とび出し

指導項目

1.日々の生活の中で「とび出さない」習慣を身につける 2.「車は急に止まれない」ことを知る 3.親子で道路を歩く

指導のねらい

1.色々な場所でのとび出しの危険について気づかせる。 2.様々な体験を通して安全に行動しようとする態度を身につけさせる。

-進め方-

1.日々の生活の中で「とび出さない」習慣を身につける

◆学習内容

・保育室、廊下、園庭などで、とび出すとぶつかる危険性のある場所を知る。 ・ストップマークのある箇所では、一時止まる習慣を身につける。

●指導上の留意点

・日常生活の中で、とび出しによる危険を予測して、個々に応じた指導を繰り返す。 ・1日だけの安全指導ではなく、毎日の生活の中でとび出さない習慣を身につけさせる指導をする。 ・危険な箇所にストップマークを貼る。

2.「車は急に止まれない」ことを知る

◆学習内容

・園庭に出て、とび出しの危険や「車は急に止まれない」ことを体験する。

●指導上の留意点

・園庭に大型パネル板などで壁面をつくり、実際に園児を歩かせとび出しの恐ろしさを知らせる。

3.親子で道路を歩く

◆学習内容

・保護者は歩きながら幼児の目線で周囲を見て、背の低い幼児の視界がいかに狭いかを再確認する。

●指導上の留意点

・幼児の交通安全指導は、毎日一緒に生活している保護者の助言が大きな効果をもたらす。そこで保護者の方に幼児の視界がいかに狭いか、危険を感じとる力が未熟であるかを知ってもらうよう働きかける。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。 詳しくは同誌1997年9月号をご覧下さい。

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