一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その6.親子で学ぶ安全ベルト着用勉強会

指導項目

1.交通事故の事例 2.安全ベルトの正しい着用の仕方   ①シートベルト   ②チャイルドシート 3.シートベルト・チャイルドシートの着用練習 4.安全ベルトの着用の習慣化

指導のねらい

1.シートベルト・チャイルドシートなどの安全保護装置の活用と必要性を周知徹底させる。 2.シートベルト・チャイルドシートの正しい着用の仕方を身につけさせる。 3.シートベルト・チャイルドシートの着用の習慣づけを図る。

-進め方-

1.交通事故の事例

◆学習内容

・シートベルト着用の大切さについて話を聞く。  →追突事故(母親と幼児)  →交差点における事故(母親と幼児)

●指導上の留意点

・交通事故の体験談を中心にシートベルト・チャイルドシートの着用の効果とともにノーベルトの恐ろしさについて知らせる。

2.安全ベルトの正しい着用の仕方

◆学習内容

・安全ベルトの正しい着用の仕方を知る。  ①シートベルト   →誤った着用の危険  ②チャイルドシート   →ベビーシート   →ブースター   →チャイルドシート

●指導上の留意点

・安全ベルトの正しい着用について理解させる。 ・シートベルト・チャイルドシートの着用方法を正しく覚えさせる。  →着座姿勢  →ベルトの長さの調整  →腰ベルトの着用位置  →ベルトをたるませたまま、クリップなどで止めている人をよく見かけるが、これは大変危険である。ベルトと身体の間に隙間があると、体が前方へ投げ出されてからシートベルトが作用する。  →1つのベルトを複数(2人)の幼児に使用させない。  →チャイルドシートについている子ども用のシートベルト・パット等は絶対に外さないように気をつけさせる。  →走行中にベルト・パットを外してシートに立ち上がらないよう気をつけさせる。また、ちょっとしたショックで子どもが落ちることのないよう、時々、ベルト・パットの安全を確かめさせる。

3.シートベルト・チャイルドシートの着用練習

◆学習内容

・安全ベルトの着用練習をする。  →シートベルト班  →チャイルドシート班

●指導上の留意点

・各自、実際に練習をして、正しく着用できるようにさせる。  →幼児を実際にチャイルドシートに座らせ着用の練習をさせる。  →急がないで正しく着用できるように努めさせる。

4.安全ベルトの着用の習慣化

◆学習内容

・各自、車に乗ったらシートベルト・チャイルドシートを着用することを確認する。  →シートベルト みんな知ってる 忘れてる

●指導上の留意点

・常日ごろから安全ベルトを正しく着用することが習慣化につながることを理解させる。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年9月号をご覧下さい。

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