一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その12.交通社会の一員として(3年)

指導項目

1.地域の交通安全に関する問題点 2.地域の交通安全に関する活動 3.中学生としての役割

指導のねらい

地域の交通安全についての問題点や活動を理解し、交通社会の一員として自らできることを考え、地域の活動に積極的に協力し実践する態度を養う。

-進め方-

1.地域の交通安全に関する問題点

◆学習内容

・班で調べた地域の交通安全に関する問題点についての調査結果を聞き、実態を知る。  →交通事故の発生状況(歩行者・自転車・自動車等の事故発生状況、事故発生場所・時間)

●指導上の留意点

・地域の交通事故の現状を理解させ、問題点に目を向けさせる。

2.地域の交通安全に関する活動

◆学習内容

・班で調べた地域の交通安全に関する活動についての調査結果を聞き、実態を知る。  →交通指導員の活動。  →県・市町村の交通安全に関する行事。  →地域の交通安全に関する奉仕活動の具体的事例。

●指導上の留意点

・交通指導員の活動については、指導員をゲストとして招いて直接話を聞くのもよい。 ・行事等の調査に当たっては、中学生がどんな面でかかわることができるかも調べるように仕向ける。

3.中学生としての役割

◆学習内容

・地域の交通安全活動に対し、中学生として参加・協力できることはないか考え、話し合う。  →生徒会としての参加・協力の仕方と内容。  →ホ-ムルームとしての参加・協力の仕方と内容。  →個人としての参加・協力の仕方。

●指導上の留意点

・地域の活動に、参加や協力する方法・内容について考えさせる。 ・生徒会やホームルーム全体で取り組める交通安全に関する具体的な活動計画の策定へと導くようにする。 ・地域社会のボランティアのみにとらわれず、基本的には、社会に迷惑をかけない自転車乗用が大切であることを自覚させることも必要である。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1998年3月号をご覧下さい。

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