1.自動車の左折 2.自動車の左折の危険 3.自動車の左折と内輪差 4.内輪差の事故防止
その8.自動車の内輪差
指導項目
指導のねらい
自動車の内輪差について知らせ、自動車の動きに気をつけた安全な行動がとれるようにさせる。
-進め方-
1.自動車の左折
- ◆学習内容
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・自動車が左折する時に、危険を感じたことや接触したことなどを話し合う。
- ●指導上の留意点
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・実際にあったことや、友達のことなどを自由に話し合わせる。
2.自動車の左折の危険
- ◆学習内容
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・自動車が左折する時の危険について考える。
- ●指導上の留意点
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・児童の作文をもとに考えさせる。 ----作文---------------- 自転車に乗って野球の練習の帰りに、交差点を渡ろうとした時、信号が赤になったので止まって待ちました。隣で友達が急ブレーキをかけて止まりました。ぼくよりも少し前で止まっていましたが、気にしないで話をしていました。その時、トラックが曲がって来ました。大きなトラックだなと思って、体が後ろにさがりました。すると、友達の自転車の前とトラックがぶつかりタイヤがまがってしまいました。運転手さんがすぐに降りて来ました。ぼくは、タイヤでなく、もしも人とぶつかっていたらと思うとぞっとしました。 ----------------------
3.自動車の左折と内輪差
- ◆学習内容
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・道路の横断で「危ない」と感じたことや事故に遭いそうになったことなどを話し合う。
- ●指導上の留意点
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・上記の作文と、「自動車の内輪差」の絵を使ってわかりやすく説明をして、その危険に気づかせる。
4.内輪差の事故防止
- ◆学習内容
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・内輪差による事故防止について考える。
- ●指導上の留意点
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・大型車だけでなく、車が曲がる時はさがって待つことを教える。
この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年11月号をご覧下さい。
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