一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その2.道路を歩く時の危険

指導項目

1.飛び出しの危険 2.飛び出しの原因 3.集団で歩く時 4.道路の歩き方をまとめる

指導のねらい

飛び出しをする原因や危険性を理解させ、どんな時でも落ち着いて行動できるようにさせる。

-進め方-

1.飛び出しの危険

◆学習内容

・狭い道から広い道へ出る時の危険について話し合う。 →自分の経験をもとに話し合う。 →飛び出し事故の話を聞く。

●指導上の留意点

・児童のひやり体験を取り上げ、車と出合頭の危険について考えさせる。 ・体験談等をもとに、飛び出しの危険をおさえて教える。

2.飛び出しの原因

◆学習内容

・危険を知りながら飛び出してしまうわけを考える。  →どうして飛び出しをするのかを話し合う。(急いでいる時・焦った時・めんどうくさい時・大丈夫だと思ったから等)

●指導上の留意点

・"事故にはならない"という気のゆるみなど、日常の生活を厳しく振り返えさせる。

3.集団で歩く時

◆学習内容

・何人かのグループで歩く時の危険について話し合う。  →大勢で歩く時の危険についても考える。

●指導上の留意点

・楽しい反面、注意がおろそかになり危険に結び付くことをおさえて教える。

4.道路の歩き方をまとめる

◆学習内容

・まとめる →飛び出しを防ぐ方法を話し合う。 →集団で歩く時に気をつけること。

●指導上の留意点

・高学年として、周りの人や車に目を向けた行動をとるようにさせる。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年5月号をご覧下さい。

一覧へ戻る