一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その12.安全のはんせい

指導項目

1.事故の例 2.安全な生活の反省 3.これからの生活

指導のねらい

安全な生活を振り返り、危険行動の反省をするとともに、今後の安全な行動について考えさせる。

-進め方-

1.事故の例

◆学習内容

・事故事例をもとに、その原因について考える。

●指導上の留意点

・事故の原因分析を通して、日常の危険な行為に気づかせる。 --------------------------------  ぼくは、2学期に自転車の2人乗りをして、けがをしたことがあります。友達を自転車の後ろに乗せ、道路を曲がろうとしたとき急にハンドルをきったら、自転車がふらついてその場に転んでしまい2人ともうでや足をすりむいてしまいました。自転車の2人乗りはいけないと知っていましたが、これからはぜったいにしないよう気をつけようとおもいました。 --------------------------------

2.安全な生活の反省

◆学習内容

・どこで、どんなけがをしたか、また「ハッ」としたことを話し合う。  →歩行中での出来事。  →自転車乗用中の出来事。 ・友達の行動で、危険な行為や安全が守られていないような行為について話し合う。  →歩行中での出来事。  →自転車乗用中の出来事。

●指導上の留意点

・危険だと知りながら、安全行動がとられていないことを取り上げるようにする。 ・友達同士の甘えや乱暴な行為があったら具体的に取り上げる。

3.これからの生活

◆学習内容

・交通事故をなくして、安全な暮らしをするにはどんなことに気をつけたらよいか考える。  →自分のめあてをカードにまとめる。

●指導上の留意点

・自分のめあてをカードにまとめさせ、発表させる。 ・カードを提示し、定期的に確認する。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1998年3月号をご覧下さい。

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