一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その3.学校へ行く道、帰る道(新しい小学1年生を迎えての交通安全教室)

指導項目

1.絵を見ながら登校中の危険について話し合う(5分) 2.安全に歩いて学校に行く道(通学路)を覚える(10分) 3.登下校する時の歩き方を知る(10分) 4.模擬道路を使って、安全な歩き方を練習する(10分)

指導のねらい

・学校に行く道・帰る道には危険な所があちこちあることを知らせるとともに、一人一人が安全に登下校できるようにさせる(通学路の理解)。 ・道路を正しく歩く技能を身につけさせる(安全な歩行)。

-進め方-

1.絵を見ながら登校中の危険について話し合う(5分)

◆学習内容

・・-絵の内容-・・・・・・・・・・・・・・・ 横断歩道でふざけている子       ・ 踏切の手前で友達と鬼ごっごをする子  ・ 止まっている車に手を触れて歩く子   ・ 歩道上でカン蹴りをしながら登校する子・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・絵を見ながら自由に話し合う。

●指導上の留意点

・学校に行く途中にある建物や標識などを理解させる。 ・自分の家からどんな所を歩いて来たかを話させる。

2.安全に歩いて学校に行く道(通学路)を覚える(10分)

◆学習内容

・安全に歩いて学校に行く道(通学路)を覚える。

●指導上の留意点

・通学路が一番安全なことを理解させる。 ・通学の途中で目に映る信号機、横断歩道、道路標識などの役目を理解させる。 ・トラックが出入りする所では、特に安全確認することと、朝の時間帯は緑のおばさんの指示に従うようにさせる。

3.登下校する時の歩き方を知る(10分)

◆学習内容

・横断時の約束(とまる・みる・たしかめる)を厚のパターン紙で表示する。  →まず、止まる。右見て、左見て、もう一度右を見て。  →渡る前には、右・左を確かめて、右手を上げて渡る。

●指導上の留意点

・安全施設の正しい利用の仕方を理解させる。(押ボタン式信号機・ガードレール・歩道橋など)

4.模擬道路を使って、安全な歩き方を練習する(10分)

◆学習内容

・5~6人のグループに分かれて、模擬交差点を渡る。

●指導上の留意点

・歩き方について約束したことが十分守られるように教える。 ・何度も繰り返し安全確認をさせる。 ・歩道と車道の区別のない道路についても細かに教える。(白線と路側帯) ・毎日の登下校時の約束を決める。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1997年6月号をご覧下さい。

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