一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その11.こうつうのきまり(交通規則の理解)

指導項目

1.身近な場所で起きた交通事故の事例をもとに、交通規則を遵守することの大切さを理解する。 2.親子で通園区域を歩行する。 3.警察署員の協力を得て、幼児一人一人が自分の目で信号機を見て、横断する。

指導のねらい

・交通規則を理解し守るようにさせる。 ・安全に気を配りながら道路を歩行できるようにさせる。

-進め方-

1.身近な場所で起きた交通事故の事例をもとに、交通規則を遵守することの大切さを理解する。

◆学習内容

・歩道橋があるのに利用せず、車にはねられた例。 ・ガードレールの外側を歩き、車と接触した例。 ・右側歩行をしなかったため、車と接触した例。

●指導上の留意点

・交通事故発生現場のイラストをOHPを使って再現する。 ・地域の交通環境に即し、幼児が状況を理解できるよう具体的な場面を想定し、交通規則を守ることの大切さを知らせる。

2.親子で通園区域を歩行する。

◆学習内容

・信号の見方を確認する。 ・町には色々な道路標識があることを知る。 ・右側歩行しながら、左側歩行の恐ろしさを知る。

●指導上の留意点

・保護者自身が規則を守る習慣をつけておくことが何より子供の命を守ることにつながるという意識を高めるよう保護者に助言する。 ・左側歩行がいかに恐ろしいことか体験を通して理解できるよう援助する。

3.警察署員の協力を得て、幼児一人一人が自分の目で信号機を見て、横断する。

●指導上の留意点

・実地訓練を行っても、集団で行動していては一人一人の意識は高まらないため、できるだけ一人一人の幼児が自らの意志で行動できるようにさせる。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。詳しくは同誌1998年2月号をご覧下さい。

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