一般財団法人日本交通安全教育普及協会

その4.横断歩道の渡り方

指導項目

1.横断歩道を渡っている色々な絵を見て話し合う 2.横断歩道の渡り方を、園外に出て訓練する

指導のねらい

1.横断する時は止まり、右左を見て安全を確かめ手を上げて渡ることを理解させる。 2.横断歩道の安全な渡り方を身につけさせる。

-進め方-

1.横断歩道を渡っている色々な(注1)絵を見て話し合う

◆学習内容

・・<絵>・・・・・・・・・・・・・・・・・ ① 信号が青になった時の絵      ② 信号の青がチカチカしている時の絵 ③ 踏切を渡る時の絵 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ① 信号が青になった時、○○ちゃんはどうするか。  →信号が青になったら、右、左、右を見て自動車が来ないことを確かめてから渡る。   →道路を渡る時は、急いだり、とび出したりしないで渡る。  →手を上げて、まっすぐに歩く。 ② 信号の青がチカチカしている時は、どうするか。  →1回待って次の青の信号で渡る。 ③ 踏切を渡る時は、どうするか。  →踏切では、手前で必ず立ち止まって、右左の安全を確かめて渡る。

●指導上の留意点

・幼稚園の登降や買い物などに出掛けた時の様子を思い出し自由に話させ、本題に関連したことを取り上げる。 ・横断歩道の絵や写真はできるだけ幼児の身近な町の様子を利用し、自分達の経験が話しやすいようにする。

横断歩道の渡り方を、園外に出て訓練する

◆学習内容

・婦警さんから横断歩道を渡る時の注意を聞く。 ・グループごとに分かれて、自分自身で信号を確認し、手を上げて渡る。 ・練習の後、どんなことに気をつけたらよいか話を聞く。

●指導上の留意点

・地域の警察署の協力が得られるように連絡しておく。 ・幼児一人一人が、自分で信号を確かめて横断歩道を渡れるようにする。

●保護者会での配慮

・登園・降園や買い物に行く時、横断歩道の渡り方について繰り返し教えていくようにお願いする。

この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。 詳しくは同誌1997年7月号をご覧下さい。

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