いろいろな場面を想定して、天候の悪い日の正しい行動について幼児の意識を高めていくようにする。
その3.あめのひ かぜのひ
指導項目
指導のねらい
・雨の日や風の日の歩行で気をつけなければいけないことを理解させる。 ・傘の差し方、雨具の着用の仕方を身につけさせる。
-進め方-
園庭で、幼児が日常使用している雨具を用いて歩行練習を行う。
- ◆学習内容
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・レインコート、長靴を着用し傘を差して歩行する。 ・友達と一緒に傘を開いたり、閉じたりする。
- ●指導上の留意点
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・園庭に、道路と横断歩道を描く。 ・傘を差して歩いている所へ、ペープサートの自動車を走らせ危険性を感じとらせる。 ・傘を差して右左を確認する難しさを体験させる。 ・雨で滑りやすくなっている道を注意しながらゆっくり歩くよう指導する。 ・雨や風の強い日は、できるだけ荷物を持たないようにし、傘は両手でしっかり持つよう指導する。 ・ワンタッチ傘を、周囲に注意を向けず開いた時の危険について、教師が実演しながら指導する。
- ●保護者会での配慮
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・歩行練習の様子を保護者に参観してもらう。 ・実際に幼児が雨具を着用して行動する様子を観察しながら、悪天候の中での幼児の歩行がいかに危険かを保護者に再確認してもらい、日常生活の中で繰り返し指導するよう助言する。
この指導事例は月刊誌「交通安全教育」の中の“教育現場ですぐに役立つ展開例”をもとに当協会においてインターネット向けに再編集したものです。 詳しくは同誌1997年6月号をご覧下さい。
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